ふぎと屋【溺書ブログ】

「色んな本が読みたい」「もっと深い読書がしたい」あなたのための溺書ブログ。見たい記事を見たいだけどうぞ。

【現実 VS 幻想】フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 #45

この記事から学べること 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』はどんな小説か 小説を通してディックが考えたかったことは何か ディックが晩年惹かれた「クムラン教団」とは 死の灰が降り注ぐ 第3次世界大戦後、地球。惑星全体が生命を遺伝子レベルで汚染…

【哲学のどんでん返し】ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』(岩波文庫) #44

この記事から学べること ウィトゲンシュタインの思想 「言語論的転回」とは 「言語ゲーム」とは 自宅の「岩波空間」 いまの自宅には、高さ180cm、幅90cmの本棚が2架ある。その内の1つの最上段が「岩波空間」になっていて、学生のころ背伸びして買った『笑…

【創造性を鍛える】ジョン・J・レイティ『脳を鍛えるには運動しかない!』(NHK出版) #43

この記事から学べること 記憶力は鍛えられる 運動が記憶の効率を高める どんな運動をすれば良いか 「記憶」の仕組みを知りたい 阪急六甲駅から大学までの長い坂を20分以上かけて毎日登っていた頃、池谷裕二『記憶力を強くする』(講談社ブルーバックス)を読ん…

【行動経済学入門の入門】ダン・アリエリー『予想通りに不合理』(ハヤカワノンフィクション文庫) #42

「不合理な人間」を科学する行動経済学の取っ掛かりにふさわしい1冊を、行動経済学の歴史的な流れを添えて紹介。

【コロナと仏性】幸田露伴『風流仏』 #41

この記事から学べること 『風流仏』とはどんな物語か 露伴が表現したかった思想 幸田露伴の生い立ち はかない風流・永遠の仏性 明治文学の大家、幸田露伴の出世作だ。尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』に続く形で「新著百種」第5号として発刊された。1889年のこ…

【母を恋うる】泉鏡花『高野聖』(角川文庫) #40

この記事から学べること 泉鏡花とはどんな人物か 尾崎紅葉との関係 『高野聖』が出版されたころの社会情勢 紅葉の愛弟子 先週は尾崎紅葉を紹介した。今回取り上げる泉鏡花は、その紅葉の愛弟子だ。小栗風葉、徳田秋声、柳川春葉とともに「紅葉の四天王」と称…

【26歳の代表作】尾崎紅葉『三人妻』(岩波文庫) #39

この記事から学べること 尾崎紅葉の生涯 『三人妻』はどんな作品か 作家としての紅葉の特性 最後の江戸人 日本が近代国家としてのスタートを切る直前の1867年、 江戸の芝中門前2丁目に生まれた男があった。名は徳太 郎。のちに文学結社「硯友社」を創立し、…

【「情報選別力」を鍛える】瀬木比呂志『リベラルアーツの学び方』(ディスカヴァー21) #38

この記事から学べること この本の著者、瀬木氏はどういう人物か リベラルアーツ(教養)を身につけるための考え方 リベラルアーツの由来 「構造的」に見る 刺さった。「リベラルアーツ」の重要性、そしてそれをどう学び、活かすかというところのエッセンスをこ…

【現代小説の起源】二葉亭四迷『浮雲』(岩波文庫) #37

この記事から学べる事 明治の文豪、二葉亭四迷の生い立ち 四迷が育ったころの社会情勢 四迷の「芸術観」 危険な読書 先日ちょっとした縁があり、昭和44年に集英社から刊行された『日本文学全集』を我が家に引き受けた。全巻88冊がずらっと居並ぶ姿が圧巻だ。…

文字と会計/原始の信仰【長い歴史の短い一端 #4】

この「ながたん」シリーズでは、ゆっくりと「ルカ」の出現から農耕文化の定着までを追ってきた。今回は、「会計と文字」の話をしよう。文字が誕生する要因として、「会計」があったという話だ。 歴史上、文字が初めて生まれるのはメソポタミアのシュメール文…