ふぎと屋【溺書ブログ】

「色んな本が読みたい」「もっと深い読書がしたい」あなたのための溺書ブログ。見たい記事を見たいだけどうぞ。

歴史

【肉はいらない?】クリストファー・E・フォース『肥満と脂肪の文化誌』(東京堂出版) #46

この記事から学べること 「脂肪・肥満に対する嫌悪感」のルーツ 近代科学が引き起こした問題 昨今注目される「オルトレキシア」とは これまでの麺カタコッテリの話をしよう 平成26年度厚生労働省調査によると 我が国の脂質異常症の総患者数 206万人 糖尿病 …

【行動経済学入門の入門】ダン・アリエリー『予想通りに不合理』(ハヤカワノンフィクション文庫) #42

「不合理な人間」を科学する行動経済学の取っ掛かりにふさわしい1冊を、行動経済学の歴史的な流れを添えて紹介。

【コロナと仏性】幸田露伴『風流仏』 #41

この記事から学べること 『風流仏』とはどんな物語か 露伴が表現したかった思想 幸田露伴の生い立ち はかない風流・永遠の仏性 明治文学の大家、幸田露伴の出世作だ。尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』に続く形で「新著百種」第5号として発刊された。1889年のこ…

【母を恋うる】泉鏡花『高野聖』(角川文庫) #40

この記事から学べること 泉鏡花とはどんな人物か 尾崎紅葉との関係 『高野聖』が出版されたころの社会情勢 紅葉の愛弟子 先週は尾崎紅葉を紹介した。今回取り上げる泉鏡花は、その紅葉の愛弟子だ。小栗風葉、徳田秋声、柳川春葉とともに「紅葉の四天王」と称…

【26歳の代表作】尾崎紅葉『三人妻』(岩波文庫) #39

この記事から学べること 尾崎紅葉の生涯 『三人妻』はどんな作品か 作家としての紅葉の特性 最後の江戸人 日本が近代国家としてのスタートを切る直前の1867年、 江戸の芝中門前2丁目に生まれた男があった。名は徳太 郎。のちに文学結社「硯友社」を創立し、…

【「情報選別力」を鍛える】瀬木比呂志『リベラルアーツの学び方』(ディスカヴァー21) #38

この記事から学べること この本の著者、瀬木氏はどういう人物か リベラルアーツ(教養)を身につけるための考え方 リベラルアーツの由来 「構造的」に見る 刺さった。「リベラルアーツ」の重要性、そしてそれをどう学び、活かすかというところのエッセンスをこ…

【現代小説の起源】二葉亭四迷『浮雲』(岩波文庫) #37

この記事から学べる事 明治の文豪、二葉亭四迷の生い立ち 四迷が育ったころの社会情勢 四迷の「芸術観」 危険な読書 先日ちょっとした縁があり、昭和44年に集英社から刊行された『日本文学全集』を我が家に引き受けた。全巻88冊がずらっと居並ぶ姿が圧巻だ。…

文字と会計/原始の信仰【長い歴史の短い一端 #4】

この「ながたん」シリーズでは、ゆっくりと「ルカ」の出現から農耕文化の定着までを追ってきた。今回は、「会計と文字」の話をしよう。文字が誕生する要因として、「会計」があったという話だ。 歴史上、文字が初めて生まれるのはメソポタミアのシュメール文…

こちら/あちらの新感覚【長い歴史の短い一端 #3】

さて、サピエンスが乳幼児の扶養のため社会性を高めていくと同時に、それとは相反するようにも見える事態も起こっていく。道具の高度化により、人間同士の殺し合いがひときわ目立つようになったのだ。ムラとムラとの衝突だ。これは個人的な感想だが、「内部…

P-T境界とサピエンスの台頭【長い歴史の短い一端 #2】

さて、前回は「ルカ」と呼ばれる原始生命の誕生から、カンブリア紀の生物多様化までざっと見てきた。今回はその後、約6億年前から話を始めよう。 この約6億年前というのは、生物にとって大きなターニングポイントの一つだ。光合成の作用によって大気中の酸…

ルカ・利己的遺伝子・カンブリア爆発【長い歴史の短い一端 #1】

ロングラン企画のスタートだ。題して「長い歴史の短い一端」。何を書くか、大まかな方針は決まっているけれど、どのくらいの「連載」になるかは書いている本人にもわからない。1記事ごとになるべく独立させて書く心算だから、気長に付き合ってもらえればと…

選書ブロガーが選ぶ!2020年上半期ベスト3

どーも、「選書ブロガー」のふぎとです!普段の記事は常体(だ・である調)ですが、今回は敬体(です・ます調)で書きたいと思います。 さてさて、今年の初めから「選書ブロガー」として筆をとってきて、色んなジャンルの本を読んで、紹介してきたわけなのですが…

アメリカンルネサンスと南北戦争【アメリカ文学篇2】

やあ、ようこそふぎと屋へ。今回もアメリカ文学篇をやっていこう。今日は「アメリカン・ルネサンス」前夜 からだ。 「アメリカン・ルネサンス」の到来 さて、前回はアメリカ植民の草創期から独立宣言までをざっと眺めてきた。今回はしだいに社会が安定してき…

植民の父と独立宣言【アメリカ文学篇1】

やあ、ようこそ「ふぎと屋」へ。今回は今までとは少し趣向を変えて、「アメリカ文学」を上から眺めてみることにしよう。社会の動きとも絡めながらね。じゃあ、さっそくいこう。まずは「アメリカ」の成り立ちからだ。 アメリカのなりたちとその「文学」 そも…

【意味で捉えなおす歴史】川北稔『世界システム論講義』(ちくま学芸文庫) #24

どーも、ふぎとです。 今日は川北稔『世界システム論講義』(ちくま学芸文庫) を紹介するよ。 世界システム論講義: ヨーロッパと近代世界 (ちくま学芸文庫) 作者:川北 稔 発売日: 2016/01/07 メディア: 文庫 作品紹介 突然だが、近代世界システム論という言…

【ドノ事ソノ事を探す旅】塩野七生『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』(新潮文庫) #20

どーも、ふぎとです。今日は塩野七生『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』(新潮文庫)を紹介するよ。 チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫) 作者:七生, 塩野 発売日: 1982/09/28 メディア: 文庫 作品紹介 「尾張の大うつけ」織田信…